kindel出版をやって直感した4つの価格帯の4つの有望コンテンツ

コンサルタントの読書術 確実に成果につながる戦略的読書のススメ
tyk publishing (2012-11-30)
売り上げランキング: 13

kindleストアがオープンしてしばらく、大手の出版社が出す電子書籍のタイトルが集まらない中、自費出版市場が早くも立ち上がった感がある。

今回は、実際にキンドルダイレクトパブリッシングをやってみてわかった市場に関しての僕の分析をお話したい。



1) ライトコンテンツ市場の立ち上がり

どんどんと、100円のライトコンテンツがkindleにアップされている。


この本が100円のミニノウハウの典型的な事例だろう。
ほかにも、

これなんかも売上ランク9位になっている。

今後は、この100円という価格のライトコンテンツが、自費出版市場の主力となるとおもう。

価格だが、100円以外では売れないとおもう。価格は100円に固定化される。
無名の著者の本がうれるには100円という価格は固定、
あとは内容のボリュームで勝負ということだ。

Kindle自費出版ガイド のほうは、20ページほどのホントのミニコンテンツ、
マイが教える大人の保健体育〜男女のセックスのお悩み解決大全集〜のほうは、小説仕立てになっているので、紙にしたら50ページを超えているボリュームだろうか。

ノウハウ系のものは・・・・ 20ページ程度のホントのポイントを絞ったノウハウ
フィクション系のものは・・・・ 中短編程度の 50~100ページ程度のボリューム

というのが現状のようだ

実際に、米国のキンドルストアのベストセラーランクをみると、
99セントのフィクションが何冊もランクインしている。これは所謂kindle自費出版作家がかいたものだ。

kindleで100万部を売った人の本を読んだが、彼も、99セントのフィクションを20冊くらい書いているようだ。つまり、一発の本で100万部うったのではなく、20冊の99セントの本で100万部。超ロングテールビジネスというのが基本である。

99セントのスリラー、ファンタジー、ライトポルノ、というのが売れ筋だという。

日本も、100円の市場が出来上がるのは間違いない。

日本では、ケータイ小説や、ライトノベルという土壌があるので、ここは書き手も多く、アマチュアの小説家もたくさん居る。

よって、この領域は半年以内に立ち上がるだろうとおもう。

100円のライトノベル市場がメインになっていくと思う。

ここは、作家のいかんによって、長編小説を100円で売る人もでてくるかもしれない。
実際に、kindleで100万部うった、Lethal people という小説は、53章もあり、ざっとペーパーバックの紙の本に換算してみると、350ページほどの長さになると推定される。大長編である。

なので、この市場においては、100円だからといって、100円程度の中身のコンテンツであるということにはならない。100円なのに、すげー楽しめる、信じられないほどおとくな、フィクションというのがこの市場のスーパースターになるだろう。

なお、このLethal peopleは、現在2.87ドル。売れたら値上げするようだ。
こういう価格設定ができるのもkindleの強みだろう。

2) 100円ノウハウ系

いっぽう、100円でのノウハウ系はどうだろうか。ハウツー系。
フィクションは100円のものが多いが、ノウハウ系は、100円市場は生まれにくいのではないかと分析している。

100円では、さすがにまともなことは書けない。
どうしても、一発芸、単発のノウハウに関して100円での提供ということになるだろう。

つまり、価格も100円だけど、中身も100円程度のハウツーだというゾーン。ただし、そのハウツーがピンポイントで、超ニッチなので、必要な人にとっては、それ100円で買ったほうが手間が省けるというタイプの本である。

つまり、想定されるものは・・

・行政などの申請書の書き方
・○×の登録方法(または解除方法)
・台湾の小籠包top10ガイド
・iPhone 脱獄ガイド

さらにニッチなものも想定できる

・○○大学の○○講義のノート
・○○社の面接対策方法
・北朝鮮旅行の予約ガイド
・有料サロンビジネスのはじめ方

ライトハウツー 又は、超ニッチ系ハウツーというくくりとしたい。ニッチな情報商材コンテンツといってもいいかもしれない。
ブログで読むには長すぎるし、ブログより整理されているが、ニッチすぎるので単行本になるわけがないという本のカテゴリだ。これは中身によっては、ロングテールで売れる可能性がある。


3) 津田価格コンテンツ

kindleでの価格は、津田さんの「ウェブで政治を動かす」が突如250円に設定されたことによって、激震が走ったように思える。
私は津田価格と勝手によんでいるが、この津田価格は今後の電子出版を占う意味での、大きなポイントになるのではないかとおもっている。

つまり、まとまった実用書としては、250円付近のものが、一つの集団を形成するとおもう。
私の本はまさにこのカテゴリで、
紙の本のボリュームにして130ページ程度、ライトコンテンツではなく、骨のある内容だ。
このレベルのしっかりとした内容でありながら、価格を抑えたゾーンのもの、
250円~500円くらいの価格帯の、ビジネス書、実用書、教科書といったものがひとつの軍団を形成するとおもう。

その他)出版社コンテンツ

こは、1000円を超える出版社の電子本だ。これはまだしばらくは売れないのではないか。
すくなくとも紙の本と同じく1500円では売れない。
アメリカの事例をみると、
最終的にはこのゾーンがランキングのTOPにある。最終的にはプロ作家による、プロの出版社コンテンツが一番うれている。たとえば、ジョン・グリシャムの小説だ。
ただ、これもすべて10ドル以下になっている。

日本でも、電子書籍の最大価格は1000円以内ということになっていくと思う。
出版社は1000円以内で、プロの作家による、プロのコンテンツを販売できるように考えていく方向になるはずだ。

まとめとしては

①ライトノベル、またはライトポルノ 
 100円 長さ関係なし、内容は500円程度
②単発ハウツー本
 100円 10ページ程度、内容も100円
③ビジネス書
 250~500円 100ページ程度? 内容は1000円くらいのもの
④出版社によるプロ作家の本
 1000円程度 内容も1000円程度のもの

こんな感じになっていくのでは

なお、私の「コンサルタントの読書術」は、③のカテゴリに入るとおもう。
ボリュームもあるし、内容も単発のハウツーではなく、体系だった手法を解説している。以前、紙の本で1300円で売っていたものを再編集して、250円にしているので、中身は1000円以上、価格は1/5になっているということになる。

本書だが、12/6時点でアマゾンのkindleランキングで全体6位、経済・ビジネスカテゴリでは1位まであがった。多くのかたのご協力あってのことだが、正直ここまで上がると思わなかったので、びっくりしていると主に、おそらく価格設定がきいているとおもう。500円で販売したら、ぜったいこうには成らなかったと思う。
500円以上は、kindle単体ではむずかしく、紙の本やその他のキャンペーンなどと連動して行かないと難しいように思えた。

なお、ランキング6位でどれだけ売れればいいのか、といった点もきになるかもしれない。印税も気になると思う。その手の情報や、kindle出版でいくらかかり、どれだけもかるかといった点については、私がファシリテートする会員制コミュニティで、内輪のみで公開しているので、興味があるかたは、参加してほしい。

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