【驚愕】8000m峰14座をすべて登って生きて帰ってくる確率

竹内洋岳さんが8000m14座の登頂を果たしたニュースは記憶にあたらしい。
昨日の日曜日にNHKスペシャルでも特集がやっていて、私も見た。
その姿は、淡々と登り、淡々と下る。
ほんとに強い登山家の登山にはあまり感動がない。
ほんとに淡々と登り、下ってくる。
下る途中の「さあ帰ろう」という言葉が、心を染みた。
さあ、帰ろう。
冒険は終わった。
心から祝福を述べたい。

ちなみに、8000m14座登頂というのはどれだけ恐ろしいことなのか。そこで、ちょっとあれではあるが、死亡率というデータがあるので、それをもとに計算をしてみた。












山名 死亡率 生還率 累積生還率

1 ガッシャーブルムⅡ 0.4% 99.6% 99.6%

2 チョ・オユー 2.0% 98.0% 97.6%

3 ローツェ 2.0% 98.0% 95.6%

4 エベレスト 4.4% 95.6% 91.4%

5 ナンガパルバット 5.5% 94.5% 86.4%

6 マカルー 8.5% 91.5% 79.0%

7 ブロードピーク 8.6% 91.4% 72.2%

8 ガッシャーブルムⅠ 8.8% 91.3% 65.9%

9 ダウラギリ 11.0% 89.0% 58.7%

10 マナスル 13.4% 86.6% 50.8%

11 シシャパンマ 16.8% 83.2% 42.3%

12 K2 19.7% 80.3% 33.9%

13 アンナプルナ 19.7% 80.3% 27.2%

14 カンチェンジュンガ 22.0% 78.0% 21.3%








(wikipedia 死亡率は、1990年以降の数字)

一番死亡率の低い山ガッシャーブルムⅠから、最も危険なアンナプルナ、カンチェンジュンガまで14つ並べて、その順番に登ったとしよう。[累積生還率]というのが、生きて帰ってくる確率だ。
10つめのマナスルでちょうど50%、10つ登ると半数が帰ってこない。
最後の4つはとりわけひどい。みるみるうちに生還率が減っていく。
そして、最後のアンナプルナ、カンチェンジュンガを生還してくる確率は、なんとわずかに、21.6%だ。
逆の言い方をすると、約80割の人は、途中で死んでしまう・・・・
8000m14座をのぼるというのは、8割が死ぬゲームに乗ってみるということだ。

とてもではないが、「挑戦」とか「困難を乗り切った」とか「執念」いう、根性があれば達成できる的な言葉で表現するのは憚られる。
14座の登頂には、実力に加えて、運が必要だ。死なないという運。個人の力を超えた何か別のものに恵まれた人だけが14座に登ることができる。

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