低成長で弱き国になれば、幸せになれるという幻想

朝日新聞のパウエル元長官へのインタビュー(「日本の若者よ強くなれ」パウエル元米国務長官)で、記者が、このような質問を元長官になげていました。

「経済成長を続ける強い国をめざすべきか、低成長の弱き国でも幸せな社会を目指すべきなのか、日本人はいま難しい選択を迫られている。」


とあります。

しかし、なぜ、その2択なのでしょうか?

もちろん朝日新聞の記者であることをのぞいても、もしかして、こういうストーリーがまことしやかに広がっているのではないかと思うと不思議でほかなりません。

MECEで漏れ無くかんがえたらわかるように

①経済成長を続ける×幸せな社会

②経済成長を続ける×不幸せな社会

③低成長の弱き国×幸せな社会

④低成長の弱き国×不幸せな社会

という可能性があるはずです。
普通にかんがえたら、②⇔③が対比されるというのは恣意的だと考えざる得ません。
決して、経済成長=不幸 をえらぶか、 低成長=幸せ を選ぶかの2択では無いはずです。


こういう2択に落としこむ手法は朝日新聞の手腕なのでしょうが、
実際に、低成長の弱き国を選んだ時に、幸せになるという保障はどこにもなく、
むしろ、不幸せになる可能性のほうが高いでしょう。



低成長になれば(原因)⇒幸せになれる(結果) というように決められるのでしょうか。

低成長で幸せを得られるなら、成長から長らくとりのこされたアフリカ諸国や、低成長路線にはいったヨーロッパは、幸せをめいっぱい手に入れている幸せ大国ということになります。


正しい問いは、

「経済成長を続ける強い国で、不幸になる人がいるのはなぜか?」

または、

「低成長の弱き国の運命のなかで、人々が不幸を避けるためには?」

だとおもいます。


さすがのパウエル長官は、変な2択にたいして、そもそもおかしいのではという切り返しをしているように思えますが


原理主義的な、こういう二択にはうんざりです。


それこそ、世の中を不幸せにしているのは、こういう2択イデオロギーではないでしょうか。


●記事に共感いただけましたら、(@tyk97 ) もフォローください!

●これらのキーワードに関心ございませんか?

  ノマド、海外移住
  新興国に住む、、新興国で働く、新興国で会社を作る
  グローバル化、グローバル時代の生き方
  デュアルライフ、デュアルジョブ、マイクロ起業

 1つでもピンときたら、会員制サロン tyk projects でお待ちしております。 ⇒ご入会案内


 

【ノマド研究所5期会員募集のお知らせ】人生は短いです。あーやりたい事があるのに、何か思い切って一歩を踏み出せない自分にいらいらする、もっと自由に生き見たいのに。ノマド研は、ノマド的な生き方を志向するひと、ノマド的な生き方を実践するひとのネットワークです。400名以上の価値観のちかいメンバーと一緒に語らいましょう。⇒ご案内