サラリーマンもノマドを強制される時代がきます

ノマドって、フリーランスのことでしょ、っていう話しがずっと出ている。

フリーランスなんて一部の人の話・・
フリーランスが爆発的に増えたりはしないし・・
みんながフリーランスみたいにマッチョに生きれるわけじゃないし・・
会社はなくならない。

そういう反論ばかりが目立ちますね

それ、フリーランスっていう言葉に惑わされて本質を見失っています。
たしかに、ノマド=フリーランスという意味でのノマドは、今後もそう急激に増えることはないでしょう。

私が考えるノマド化というのは、もっと根本的な意味での話をいっています。



フリーランスのノマドは、会社に属さず、プロジェクトや案件ごとに契約して仕事をします。
個人が主体で、組織とは契約で仕事をする。これがノマドという言葉になっています。

では、会社員は、ノマドでしょうか。
私は、ノマドになっていくと思います。
(もちろん、いままでどおりの終身雇用の人=サラリーマンはノマドではありません。)

ただ、現在は、組織に雇われていても、どんどんとプロフェッショナル化しています。
例えば、マッキンゼーやIBMやアクセンチュアのコンサルタント、ゴールドマンサックスのトレーダーやアナリスト、これらの人は、組織に「雇用」はされていますが、個人の能力を売りにして、その能力を一番高く買ってくれる会社と、「雇用契約」を結んでいるだけとも捉えられます。

こういう意味では、例えば、IT企業の社長を歴任して株主から選ばれるような、プロCEOなんかも、ノマドなのです。
雇用契約はフリーランスの案件よりも期間はながいですが、それでも契約であることは間違いなく、欧米中国シンガポールではこれを3年なりのサイクルで変える(職を変える)のはむしろ当たり前です。

そこにあるのは、組織に頼るのではなく、組織のなかの個人なのではなく、プロフェッショナリティをもった個人が組織と契約するという概念です。

それが、プロジェクトごとの契約なのか、数年の雇用契約なのか、それは単なる契約条件にすぎません。本質的には、個人と組織が一心同体という日本型の長期組織といったものは崩れていき、組織も数年ごとに変われば、サラリーマンもノマドのように、いろいろな組織にたいして、柔軟に雇用されたり、渡り歩いたりするということです。

これは、実力のない個人、組織に頼りたいひとにとっては悪夢です。

しかし、そういうひとにとっても、否が応にも、次の時代には、ノマドのように個人として生きていくことを強制されます。仕事がなくても組織にいられる時代、なにができるかではなくどこの所属しているかによって給与が決まった時代は、だんだんと懐かしいものになってくるでしょう。
本質的には、会社員でもフリーランスと同じように能力で食っていくだけのマッチョにならないと、将来は暗いということです。


その個人がどこに所属しているのか=組織の時代
その個人がなにができるのか=個人の時代=ノマドの時代


組織の時代にしがみつきたいひとも、いずれ、無理やりノマド化を強制されます。

会社員だからといって、ノマドではない。ノマドは関係ない、と考えているなら大間違いです。会社員だからといっても、会社・雇用という市場において、あなたはノマド遊牧民のように、雇用される能力(エンプロイアビリティ)を高めて、会社を移り歩く力を身につけなくてはいけないわけです。そして、高度のノマド化した会社員は、それこそ、日本がだめでも、シンガポールでも香港でも、どこでも仕事があるところに移って仕事をしています。韓国のエリートはほとんどがノマドです。

会社員も雇用市場でノマド化します。
そして、それがグローバル化、日本だけではなく、世界の人が参入してきています。
それが今起こっていることです。

会社員の方でもちろん気付いているひとも多いと思います。
しかし、そういうかたでも、ノマドの話はぜんぜん関係ないと思っていると思います。
元の現象は同じです。世界が動く方向は一緒なのです。その根本がどういう力学で動いているのか。ぼくはそのキーワードとしてノマドという言葉をもう一度、ちゃんとお話して行きたいと思っています。

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