ノマド研究所活動レポート(2016/04/12) 因果関係と、みたものがすべて/より簡単な質問に答えるヒューリスティックバイアス/早い思考のエラーを覚えておく

さて今週より、中断していたカーネマンですが、ぼちぼち再開します(続きはノマド研にて)


【カーネマン 08】因果関係と、みたものがすべて
システム1(早い思考)は、因果関係を見つけるのが得意です。というよりこじつけが得意。例えば、完全に偶然な出来事であっても、なにかの因果があることを期待してしまって結びつけます。

為替のニュースで、「○○が材料で円高」とかああいうのがあるとおもいますが、あれはまったくたわごとが多い。

円高という結果があって、その日に報道された一番おおきなニュースがあって、大きなニュースと為替の変動を、とにかく因果関係のようにして報道します。

なんの材料でも円高とか。商品価格が低迷、円高材料、原油安、円高に進行
NYダウ、円高、もはやなんでもいいわけです。

人間は、どうやら常に原因と結果があるということを信じたがるようです。
なかには原因などない場合も多いのですが・・。

つねに何かの原因を探す思考がつよいひとは、何が原因なのか探しまくって、ついには、誰かが意図的に私を邪魔している、みたいな妄想にもつながってしまうようです。

どうやらシステム1は、限られた情報だけで結論に急ぐという性質があるようです。


ストーリーのなかで大事なのは、整合性であって、完全性ではないとのこと。これは、つまりよくある警察の見込み捜査みたいなもんです。

最初に発見した2,3の事実だけで、ストーリーを描いてしまい、それが辻褄があっているものだから、それ以上は検証しない。

あつめた情報が、犯人である証拠としては不完全なものでも、不完全性はきにならないらしい。

自分がみたもの、自分がいま知っている情報がすべてで、その情報が整合性あれば、真実だと思ってしまう。これは、論理的思考ができないひとの典型パターンにあてはまるようにおもいます。

論理思考では、(続きはノマド研にて)


【カーネマン9】より簡単な質問に答えるヒューリスティックバイアス
心理の錯覚の話です、システム1は、複雑で考えるのが面倒な問題を、簡単で直感的に答えられる問題に置き換えて答える錯覚をするそうです。しかも、自分ではその錯覚をしたことに気づくことができない。

「元々の質問」に答えられない要な場合、システム1は、元々の質問から連想した、元々の質問とは関係ないものに置き換える。

その「置き換えた質問」に対する答えがぱっと頭に浮かぶようにできている。ぱっと頭に浮かんだ、置き換えた質問への答えを、元々の質問へのこたえと錯覚するそうです。

例を挙げます

「元々の質問」:絶滅危惧種を救うためのNPOに幾ら寄付すべきか?

「置き換えた質問」:瀕死のイルカを見かけたらどんな気持ちになるか?

「直感的な答え」:1万円

「元々の質問」:現在の生活はどのくらい幸福か?

「置き換えた質問」:いまの自分は気持ちが良いか?

「直感的な答え」:よい/悪い


心理学者が幸せに関する調査をした。

・あなたは最近どのくらい幸せですか?
・あなたは先日どのくらいデートしましたか?

こう聞くと、答えは相関がありそうだが、幸せ度と、デートの回数は比例しなかった。

しかし心理学者は、質問のしかたを変えた。なんと、(続きはノマド研にて)


【まとめ】早い思考のエラーを覚えておく
これまでも、カモられる人の話をしてきました。これらはだいたい、早い思考ばかり頼りにしている人に多いようです。かといって常に遅い思考をするわけにもいきません。

早い思考のエラーを覚えるようすると、より自分の判断に自信が持てそうですね。しかし日本のニュースがたわごとだらけというのも、早い思考のエラーを推奨しているようで考えものです(続きはノマド研にて)

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