ノマド研究所活動レポート(2016/03/07)認知容易性/赤野征仁と認知容易性/認知スピードが上がる要因

さて、今週もカーネマンの続きを学んでいきましょう。人が合理的な判断を下さない理由が見えてきます。(続きはノマド研にて)

【カーネマン 05】認知容易性
認知容易性とは、システム1に組み込まれた驚くべき仕組みです。
システム1(早い思考)は、認知がし易いものに対して、好意を抱くようなのです。
ノマド研では、私の新しいペンネームを皆さんにつけてもらう実験をしてみました。

わたしが小説を書くとして、そのときのペンネームを皆さんに投票してもらう。
ルールは「小説家にふさわしい」といった基準を大事にすること。
さて、どれがいいでしょうか?

詳しい解説は投票結果とともに(続きはノマド研にて)

【カーネマン 06】赤野征仁と認知容易性
投票の結果は、時鳥コウジロウと、赤野征仁が人気でした。他には「あんちゅう」「丸太狩也」といった名前を考えました。

これと、脳の認知の仕組みを加えて、もうすこし議論していきます。
この投票をするのに、システム1で考えた人と、いや、システム1は注意しろというのだから、システム2を動員して・・引っかけ問題だろう?と考えた人がいるとおもいます。

さて、では仕組みを解説します。

●まず、あんちゅうを選んだひとは、あんというのが、なんとなく、あんことか、アンパンとかを連想させます。あんという響きは、よく聞き慣れている。
システム1は、そうすると1/100秒くらいかもしれませんが、脳の記憶領域にすでにある単語のほうが素早く認知することができます。
ちゅうも、ブロガーのはあちゅうとかの「ちゅう」なので、認知が早くなります。
認知がし易いというのは脳にとって楽をできるということなのです。

●赤野征仁は、芸能人の名前の感じをとりました。赤西仁と、小澤悦征というひとから取りました。これらの人からバラバラに文字をとっただけですが、どうやら、これらの芸能人に親しみを持っている人にとっては、例えば「征」という文字の認識スピードがあがるわけです。

100文字のランダムな漢字があってその中に、「征」がまざっていると、目についたりするわけです。

それから、(続きはノマド研にて)

【カーネマン 07】認知スピードが上がる要因
認知スピードがあがる要因は、実はどのようなことでもオッケーです。

・過去のその単語や文字を見ている
(なんと、繰り返しでなく1度見ただけでもシナプスは強化されるらしい)
・他の記憶と連想が結びつきやすい
 例えば、海という単語は、楽しい記憶と結びつきがつきやすく、認知が容易です。
・明るい色、大きい文字、簡単な言葉
 これも認知を容易にします。

このような認知が容易なものが頭に入ってくると、システム2は警戒をせず、スイッチが入りません。システム1の認知の段階でここちよく満たされるので、システム2を動員する必要が無いのです。ですから、こういう場合、システム1だけで判断するということになる傾向があるそうです。

前回記事のバットとボールの問題を、つぎの2つの方法でといてもらったそうです。

あるグループには、大きなみやすい文字で問題文を書く、
あるグループには、かすれて見づらく小さい時で問題文を書く、

すると、正答率に顕著な違いがあったそうです(続きはノマド研にて)

【まとめ】認知のしやすさと思考システム
以上を踏まえると、認知容易性の高い刺激を提供すると、システム2は作動しにくいということになります。通販など、衝動買いを狙っている商売に使われていそうですね。

普段の暮らしの中で、システム1とシステム2を意識していると、お、これはシステム2がおこらないように工夫されているな、といったことが見えてくると思います(続きはノマド研にて)

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