ノマド研究所活動レポート(2015/12/14) 給与は学歴より、住所できまる/都市の教育レベルと給与/生まれる格差は地域によって異なる

本日はイノベーションと都市の核心部分に迫ります。住所と給与の関係について。

【イノベーション都市12】給与は学歴より、住所できまる
この本の論考の核心部分です。

全米でエンジニアの給与が一番たかいところはどこか?それはシリコンバレーで、多分世界で一番高いのは間違いない。さて、弁護士の給与が一番高いところはどこか?著者も、ニューヨークか首都ワシントンDCだろうと思ったらしい。金融街で、ピカピカのスーツの弁護士が、ガッツリ儲けていると。しかし、実際はそうではない。弁護士の給与が一番高いのも、シリコンバレーだったのだ。(平均20万ドル=2400万円)

ウェーターの場合はどうか?1位はラスベガス。これはそれほど以外ではないだろう。しかし2位はまたしても、サンフランシスコ、シアトル、ボストンといったところであった。これらは観光都市でもなく、チップを弾む観光客が来るわけでもない。同様のパターンは、すべての職種にみられた。美容師の場合も、サンフランシスコの美容師は、デトロイトの美容師の1.4倍の給与をもらっている。

これはどういうことかというと、(続きはノマド研にて)

【イノベーション都市論】都市の教育レベルと給与
教育レベルが高く、高学歴の働き手がいる地域では、イノベーションがおきる。その結果、低学歴のひとの給与も高くなる。地域の大卒者の割合と、その地域の大卒者の賃金レベルのデータ分析によると、大卒者が50%を超えるボストン近郊の都市部から、11%にとどまる田舎(カリフォルニア州マーセド)まで、なんと5倍くらいの差がある。

そして(大卒者の)平均賃金は、ボストンとマーセドでは、倍くらい違う。同じ大卒者でも、2倍違う。教育レベルの格差が、賃金水準に直結するという結果になっている。しかしこれは学歴が高い=給与が高いというわけではない。教育レベルの低い都市の大卒者と、教育レベルの高い都市の高卒者の給与をくらべると、なんと、逆転減少がおきている。

ボストンの高卒者の給与は、カリフォルニア州マーセドの大卒者の1.5倍。アメリカにおける賃金格差は、(続きはノマド研にて)

【イノベーション都市論】生まれる格差は地域によって異なる
これらの結論は、非常に考えさせるものとなっています。グローバル化やアウトソーシングや、ハイテク化などによって何が起きてるか。教育をうけた恵まれた層の賃金は増えて、そうでない層との格差がうまれているのは確か。しかしこれは地域によって異なる。

グローバル化やアウトソーシングは、ハイテク都市の企業の生産性を上げ、賃金を増やし、結果として、ハイテク都市の低技能者の所得も増やしている。一方で、ど田舎の、ハイテクも何もない地域においては、(続きはノマド研にて)

【まとめ】どんな働き手が住んでいるか
都市の教育レベルが賃金に影響を与えるのは確かだが、教育レベルの高い働き手どこかの地域に移り住めば、イノベーションが起きてその周辺の賃金があがる可能性もある。よほどの優秀な人材でない限り、住む場所が賃金に影響するということになる。

自分の得意分野なら、どこに住んだら賃金があがるか考えてみると面白いかもしれない。(続きはノマド研にて)

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