ノマド研究所活動レポート(2015/12/1) 雇用現象のパラドックス/現代の製造業/先進国の製造業は復活しない/イノベーションの産業とは

さて先回に引き続き、都市とイノベーションのお話です。(続きはノマド研にて)


【イノベーション都市 その4】雇用現象のパラドックス。

「労働者として一番打撃を被る人が、消費者としては最も大きな恩恵をえるというパラドックスが存在する」

・賃金の安い国からの輸入により、雇用を奪われてしまって打撃を被るのは低技能で低賃金の労働者
・同時に、安い輸入品によって一番得しているのも彼らである。低賃金の人が買う大衆品は、中国などの大量生産の恩恵を汲みやすく、値下がりがつづけている」

日本でもそうでした。雇用が奪われたり、賃金が少なくなる代わりに、安い輸入品が入ってくるので、帳尻が合う。

実際、日本では、(続きはノマド研にて)

 

【イノベーション都市 その5】現代の製造業
日本はしきりに製造業の復興といってますが、製造業が現代で復興するのはどういうことなんでしょうか。現代の製造業のイメージとは多分ちがうかとおもいます。

確かに消費者向け製品は、メイドインチャイナが多い。しかし実はアメリカの製造業の規模は、チャイナと同じ規模らしい。それだけまだあるんです。むしろ拡大して、いま生産高はどんどん増えてるらしい。なんと製造業は復活していた・・・!

しかし復活している製造業というのは、高度に現代化したもの。
・航空機
・産業機械(半導体の装置とかそういの)
・医療機器
とか。エンジンとか、DNA解析器とか。
でも、雇用はふえてない。技術の進歩と、機会化投資で、工場での生産性が高くなって、人がいらなくなった。

日本の製造業はそういう意味では、凄いハイテクです。
・医療用のなんちゃら、カーボンなんたら、素材系とか強い
・製造機械も、日本製は抜群に強い
・造船なんかも再びトップに

私は製造業のふっかつは大いに歡迎ですが(続きはノマド研にて)

【イノベーション都市 その6】先進国の製造業は復活しない

著者は「先進国の製造業は復活しない」
と述べています。前回述べたようなハイテク製造業は伸びても、これらは雇用を生みません。

かと言って旧来タイプの組み立て製造業が戻ってくるかというと、著者はないと断言しています。しかしアメリカでも、国内に工場が戻ってくる例があるそうです。もしくは、全く逆で、外国の企業がアメリカに向上を立てる。

これをもって、工場の復活だー!と喜んでいる筋が入るそうなのですが、著者は懐疑的。
というのも、中国の賃金水準が上がってきており、人民元が強くなるに連れて、中国の労働コストは魅力的でなくなる場合もある。

中国の運城製版という企業は、なんと、サウスカロライナ州スパータンバーグに工場を開設しました。

その理由が驚愕で、(続きはノマド研にて)

【イノベーション都市 その7】イノベーションの産業とは
さていままでは先進国では、旧来型の製造業は復活しない話をしてきました。アメリカの産業構造は50年以上かけて少しづつ、製造業から、イノベーション産業に軸足を移してきます。

IT、ライフサイエンス、グリーンテクノロジー、ロボティクス、ナノテクほか。高度な先端製造業や、エンターテイメント、デザイン、金融の企業も含む。共通するのは、高度な人的資本と、創造の才能を活用していること。

イノベーション産業の話をすると、
「イノベーション産業で全員が食えるのか?」
「イノベーション産業は雇用を生まない。インターネットが産んだ雇用は少なく、雇用を失った人のほうが多い」
といった指摘が出ます。

例えば、フェイスブックがシリコンバレーで雇用しているのは、たかだか1500人くらいです。GEは、アメリカ国内で14万人を雇用しており比較にならないという話。本書の慧眼は、そう言われていたことは、実はそうではないことを定量的に示していることです。

・インターネット産業の雇用数は過去10年間で7.34倍になった
・インターネット産業で支払われた賃金の総額は、10年間で、8.12倍になった。フェイスブックに関して言えば、たしかに直接の雇用は1500人だが、(続きはノマド研にて)

【まとめ】イノベーション産業と雇用/ハイテク製造業
・イノベーション産業は雇用を生まないといわれているが、ゲームやアプリ開発事業などの雇用を間接的に生むこともある。
・日本で製造業が復活するとしても、おそらくハイテク製造業になり一般的なイメージとは異なる。

といった具合です。イノベーション産業にあやかる事業が増えていくのではないでしょうか。(続きはノマド研にて)

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