最低時給15ドル(1800円)のアメリカの都市

最低時給1000円にするというはなしが、経済諮問会議で表明されたので、話題になっている。

まあ、1000円を目標にすることはよかろう。景気がよくなって、その結果1000円を目指すというなら理解も出来る。

ところで、最近はアメリカの都市部の景気の良さは際立っている。ボストンで飲食店をやっている友人がこの前遊びに来たのだが、彼の店で出しているラーメンは、一番良い奴が19ドルだそうだ。これにチップと税金をいれると、日本円では3000円くらいになる。

一番良いといっても、普通のチャーシュー麺で、フカヒレとかが入っているわけではない。

餃子は8ドル。こちらもチップ税金いれると、1300円くらいになる。6個いりの普通の餃子だそうだ。

とにかく、最近は賃金が上がって大変なのだそうだ。上げなければ他に行ってしまうので上げざる得ない。最低賃金というのは、そういう形で、景気が良くなって、労働市場の競争が起こる形で、上がっていくのが正しい。

さて、景気が良くなりすぎている、サンフランシスコ(シリコンバレー)や、シアトルなどの都市は、ハイテク企業が寄り集まっていて、賃金水準が高い。

シリコンバレーでは、IT企業がエンジニアを採用するには15万ドル(1800万円)は出さないと雇えない。シニアで有能なエンジニアは3000万円はくだらないという。

こういう都市では、最低時給も上がっている。

サンフランシスコと、シアトルでは、2018年までに最低時給を15ドルに引き上げるそうだ。なんと1800円である[1]。

シアトルのスタバで働くアルバイトや、コンビニやガソリンスタンドの店員でも最低時給は1800円なのだ*。

なかなかシビアである。

日本が1000円めざすっていっている矢先に、サンフランシスコとシアトルは1800円。

なんか、ここ10年くらいで、決定的な(日米)格差ができちゃたんじゃないかと思っている。

もちろん、米国は地域格差のほうが問題視されていて、15ドルのところがある一方で6ドルやら7ドルのところもあるので、国内で倍くらいの差があるようではあるが。

日本も東京の時給があがって、1800円に追いつく時代がくるのだろうか?

あ、そうだ、そういえば、寿司アカデミーで学んだ以外の経験がない外国人でも、ここでは仕事があって、仮に最低時給しかもらえなくても、月に、30万円ちかくは普通に稼げる。実際はもっと賃金は高いね。それで、母国に仕送りするんだね。

[1] http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0EE0MB20140603
*非常に厳密に言うとアメリカにはチップ制従業員とい制度があり、飲食店などのウェイターなどの場合、最低時給がこれより低くてもよいことになっている。また、一定の中小企業においては、7年の猶予が認められている

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