「男性は隣の車両に移動してください」女性専用車から追い出された

筆者は海外在住だが、現在、出張で日本に来ている。成田空港から、バスにのり、また電車に乗り換えて、宿泊先まで向かった。その電車でのこと。

階段が駅の端にあり、そこから降りてきたこともあり、重い荷物を抱えていることもあって、電車の最後尾にのった。

電車は空いており、ひとはまばらで、シートの真ん中が大きく空いていたので、良かったと思い荷物を抱えて座った。そして、今日の予定を確認するためにスマホをいじっていたところ、車掌がでてきて、声をかけた。

「すいませんお客さん、ここは女性専用車両ですから、隣の車両に移動してくれませんか?」

そんなものに乗っているとは気づかなかった。確かに、周りを見渡すと女性しかいない。きまづいというより、心底いやな気分になった。

まさか日本でこんなめに会うとは思わなかった。窓には女性専用と書かれたステッカーが張ってあることがわかったが、日本語で書いてあり、それも平日何時からとか小さい字で超わかりにくい。海外から来た人は全く理解できないだろう。

なるほど、これがかつて有色人種がアメリカで受けてきた扱いというやつか。ここは、君は利用できないと。○○はここに入れない。○○は、あちらを使え。

もし、私と同じ体験を海外からきたお客さんが受けたら、日本の印象は最悪になるに違いない。

もともと女性専用車両は、痴漢対策だときいている。ただ、こんな危険な方法をとって痴漢対策をする必要はない。かえって、女性差別への反発につながりかねない。

今回の場合、、そもそも車両は空いており、両隣にも女性が座っているわけでもなく、接触することはありえない。痴漢対策以前に、がらがらだ。しかし、特定の属性は出て行けと、となりの車両に移動せよとのことで、ルールがひとり歩きしている。

私は移動せず、次の駅で降りた。

女性専用車両はやめて別の痴漢対策をした方がいいと思うが、あえて皮肉を言えば、差別される側を味わうために、世の中の男性はすべからずこれを体験してみるといい。なぜ差別が行けないかが、身にしみて分かるだろう。そういう反面教師施設として、残しておいていいかもしれない。

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