「脱成長」は引退した金のある高齢者のための願い

心の豊かさが大事とか、成長や経済より大事なものがあるとかって、そりゃ聞こえはいい話ですけど、誰がそんなことを言っているのかということに気をつけなやいけません。

そういうこというひとって、高齢者か、すでに成功して十分余裕があるひとじゃないですか?

そりゃもう先が短い高齢者にとっての優先事項は、お金よりも、なにより健康や、周りが波風たたず、平穏に過ごせることですよ。

そしてそんな高齢者って、たいがい金だって十分あるんですよ。

だから、心の豊かさが大事とか、成長よりも大事なものがあるとかって、それは、言葉どおりうけとってはいけません。

翻訳すると、

「もう余生を平穏に過ごしたいから、波風たてるな」

「もうわたしを競争に巻き込まないように」

ってことでしょう。

こういうひとが脱成長とかいっているので仕方ない。

これはだれだってそうですよ。私も若いうちは徹夜も連続で一生懸命働きましたけど、さすがに今では徹夜を連続なんてできませんし、無理して体を壊して、多少のお金なんかもらうより、さして儲からなくてもバランスのとれた生活のほうがいい。これって脱成長でしょうか?

いや、そういう心境になれるのは、そこそこ貯蓄もできて、余裕が出来てきたらから無理する必要がなくなったからです。

余裕がないときは、必死ですよ。生き残るためにも、もっと前のめりです。そして金銭的な余裕ができてくると、ガツガツ競争するよりも、自分の生活を大事にするほうに頭がまわります。

競争はもうおわり、自分の生活が100%になったのが、十分なお金を得てリタイアした高齢者です。

だから、かれらは

「競争はよくない」

「脱成長を」

「経済よりも優先することがある(老人福祉)」

というわけです。

でも、普通の国においては、こういうひとって、普通は少数派なんです。若い人のほうがおおいから、若い人はもっと成長をもとめる。

しかし、日本においては、高齢者が、数の上でも圧倒しています。。。

なんということでしょう。金もあり、現状維持と脱成長を求め、そして数の上でも圧倒的。

こういうのをみていると、ますます日本の問題は、世代の問題なのだとおもうようになりました。

高齢者は十分蓄財して、あとは余裕のある余生を過ごしていただければいいけれども、若者はそうではありません。もっといろいろチャレンジして、財産だってつくりたい。

高齢者は、何も言わず、ひっそりと過ごしてくれれば害はないのですが、この国では、脱成長とあおって、既得権を手放す気はさらさらなくて、つまりは、なにもしないのではなく、若者の邪魔までします。数の上でも多数派ですからね。

私は思いました。この高齢者が、すべて死なないと、日本は変わらない。多数派がかわりませんから。

だいたいそれが10-20年後でしょうか。ただ、そこまで引っ張ると、もう若者は瀕死を超えて死にそうになってます。

そう、高齢者が寿命死んでいくけど、同じ時期に若者もあえなく経済的に道連れにされる。

消滅するとき、若者を道連れに、日本も消滅する。

そして次世代の、日本を作るのは、そのあたりにうまれた子供くらいからではないでしょうか。

日本の世代交代は、1代では終わらず、先代が死ぬまで3代かかって、孫の子供の4代目から変わる。そういうサイクルなんです。

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