現代アートバブル

現代アートバブル現代アートバブル

だいぶ前に読んだ本。「現代アートバブル」とあるだけに、現代アートの市場の部分の解説もあるが、前半部分は吉井氏が考える現代アートの新しい流れ論。


私たちが現実と読んでいるものは、認識可能なものの総体による構築物と言えるでしょう。そしてここで問題になるのは、イメージの媒介性です。実際のところ、私たちはあまりにも多くの物事を、視覚的経験によって先取りしているのです。
身体の投入を伴う経験に先立って、メディアを通じて流入するビジュアル・イメー
ジが、私たちの認識のあり方を規定してしまいます。

ハリウッドはありとあらゆる架空のイメージを作り出しているし、人類のディズアスターもすべて映像化されている。
youtubeでも簡単にあらゆる映像をみることができる。
世の中で起こりうるあらゆることが、すでになんらかの架空の映像の形で私たちの目の中に飛び込んでしまってきており、それを避けられない。
だから、WTCの崩壊や、イラク戦争だって、テレビゲームのように見える。



僕らの「現実感覚」が薄れてきているんだと教育者はいうのかもしれないが、薄れているのではない。
すでに僕らは映像を通してどこかで「体験ずみ」だから、たとえ現実の自由の女神が崩壊しても「想定済み」「想像の範囲内」「驚くに値しない」ことなのだ。

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