特定秘密保護法はネーミングが悪かった

特定秘密保護法はネーミングが悪かったとおもいます。

特定機密って、なにかやましいものを感じて、いろんなものを隠すというイメージになるのでしょう。

実際の条文を読むと、これは、軍事機密や、対テロ機密を中心にしていることは明らかです。

なので、最初から、

スパイ防止法案

または、

防衛機密・対テロ機密の指定および取り扱いに関する法律

とでもしたら良かったのではないかと思います。「防衛機密・対テロ機密の指定および取り扱いに関する法律」であれば、誰もがその範囲は理解できますし、表現の自由が破られるとか、映画の表現が阻害されるとかいったことがないのは明らかです。

もちろん、厳密にいったら、防衛機密・対テロ機密以外の外交機密なども入っているわけで、だから特定機密としたわけですし、もしかしたら、その他、いろいろな機密も指定したいという思惑があったのかもしれません。

そのように、将来のことを考えて「広く」という発想が、法律の濫用を想起させて、無用な反対を生むのでしょう。

実際、防衛機密・対テロ機密の指定および取り扱いを定めた法律なのですから、変に欲をださず、目的通りの名前をつけて、範囲も逸脱しない、とすればよかったのではないかと思います。

さらに必要なら別の法律をつくればいいのです。「同盟国との情報共有に関する法律」とか。これもだれも反対しないでしょう。

最初から、将来融通が聞くように、いろんなケースに対応できる柔軟な法律をつくろうとする気持ちはわかりますが、こういう法律は、いろんなケースに対応できる=濫用できる、とイコールなわけですし。

防衛機密・対テロ機密の指定および取り扱いに関する法律
同盟国との情報共有を円滑にすすめるための法律

これに対して、戦前の復活だとか、表現の自由が侵されるとかいうひとはいないでしょう。さすがにこのタイトルだったら朝日新聞だって反対はできないでしょう。むしろ反対するなら相当の理由が必要なわけで。

もっと端的にいったら、軍事機密取扱法です。軍事、という言葉が使えない、これはかえって議論をややこしくしています。これも戦後日本が負った宿命かもしれません。

 

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