ノマドの収入源を5つのタイプで整理する

ノマドの収入源についてプレ整理しておく。

ノマドというのは、僕の定義では、定期的な収入を要する。ノマドというのは継続的なライフスタイルなので、一過性の旅行やモラトリアム期間とは違う。
現在の世の中では、収入がなければ暮らせないので、どうやってノマドしながら収入をえるかというのが、いちばん大きな課題になってくる。

1. 資産運用による収入
不動産をもっていたり、株をもっていたり。大きな資産を築いた人は、その運用収入がある。従来、ノマド生活をできるひとは、これに限られた。
つまりこれは、稼げるだけ稼いで、アーリーリタイアメントしようという人生設計の結果、十分稼げたのでノマドできるということだ。
年金収入も実はこれにあたる。年金資産による収入だからである。ただし、こちらの場合は65歳までまたないといけない。普通のリタイアにあたる。

2. クリエイティブクラス収入(スペシャリスト)
次のパターンは、スペシャリスト収入によるものだ。リチャード・フロリダのいう、クリエイティブクラスのうち、コンサルタント、国際ビジネスマン、学者といった、高収入のスペシャリストのことをいう。
デザイナー、建築家なども、クライアントがいるようなタイプの人は、これにあたる。

国境をこえるといっても、国際的に展開する起業に駐在員として派遣されるのではなく、自分のスペシャリティを武器に、彼ら彼女ら個人自体が国際化している。これらの仕事の特徴は、世界のどこにいっても通用する共通したスキルセットと市場にあり、どこの国や地域にいっても、同じスペシャリティを発揮できる。これにより、時流に合わせて拠点を変えながら世界を渡り、世界中の顧客を相手に、高度な仕事を提供できる。時間単価も極めて高く、時間の自由もききやすく、さらに仕事自体がおもしろい。


3. クリエイティブクラス収入(拡張可能)
また、このクリエイティブクラスの中には、時間単価でない報酬を生むことができるひとがいる。アーティスト、スポーツ選手、クリエイター、作家、デザイン、ネットのプログラマー、などだ。
今後のネット社会(評価社会や、露出社会などいろいろな呼び方がある)では、このクラスの収益がネットによって、拡張されていく。
例えば、作家においても、出版以外に、有料メルマガ、講演会ビデオ販売など、マネタイズの手法も増えてきており、収入源が多様化している。
これらの活動は、もちろん、場所や時間を選ばない。拠点を全部ネットにしてしまえば完全ノマド化が可能だ。また、クリエイティブな活動の中には貨幣価値では測れないムーブメントを起こす人もでてくる。

4. スモールビジネス収入
これは、ビジネスオーナーになるという普通の方法である。起業というと株式公開を目指してひた走るというイメージだが、これは、拡張を目指さず、持続可能で定期的なキャッシュフローを重視する。資本と場所が必要な飲食店のようなものではなく、ニッチな対象にターゲットを絞った商品やサービスをネットをつかって提供するのがいちばん適しているだろう。もしくはノマド可能なオールドビジネスがよい。
これらのビジネスを立ち上げ、少人数のスタッフを雇い、うまくオペレーションが自動で回るようになれば、安定的な収入を得られる。
共同でこれに取り組む例もみられる。スモールパートナーシップのような形態だ。4-5名でそれ以上拡大させない組織を設計し、各自がすべてリモートで働く。在籍している国がちがっても、ネット上で仕事ができる仕組みが築ける。ノマドのネットコラボでサービス運営といったものがこれにあたる。

5. 貨幣を介在しないモデル
これは、いわゆるソブリン貨幣を介在しないモデルである。要するに、全部他人から現物でもらう。衣食住を提供してもらいながら、世界を歩く。究極のスタイルである。
こんな人がいるのかといわれるのだが、実は存在する。
放浪の数学者といわれたエルディシュは、トランクケース1つだけで、友人の数学者のところに居候して、一緒に研究して論文を仕上げては、また次の人の家に行く。そんな生活をして、生涯に1500以上の論文(多くが共著)を書いた。

1-5のうち、1だけによらないものが、僕のノマドスタイルにあたる。
実際は2-5のうち単独というよりも、組み合わせになる。
僕の場合、2と4を中心に、3の実験に取り組み、5の可能性も研究しているという形になる。

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