googleの地頭力採用が終了

http://www.j-cast.com/kaisha/2013/07/03178573.html

J-Castからの孫引きニュースになるが、NYTによれば、Googleが採用試験でいわゆる地頭力問題を出すのをやめたようだ。

採用担当者は、”この種の質問を解き明かす力と、将来業務で発揮できる能力やIQとの関連性に疑問が生じた”としている。

「シャツでいっぱいの戸棚があるとします。
特定のシャツを見つけるのは非常に難しいです。
簡単にシャツを見つけるためにどのように整理しますか?」

「高速道路で30分間に自動車が存在する確率が0.95である場合、
10分間では確率はどれぐらいになりますか?」

といったものが典型的なgoogle問題だ。

これで地頭力はオワコンになるのだろうか。私の意見の述べてみたい。

注意したいのは、Googleへの採用ハードルが下がったということではない。Googleの求める人材像が変わったということではない。Googleがもとめる人材像は一貫しているが、その人材は、地頭力問題では判断できなくなった、ということだろう。

ひとつに、この手の地頭力問題(ブレインティーザー)は、対策がされやすいということもがある。とくに数値計算の問題では基本的な確率論や数学やアルゴリズムの基礎を言い換えているだけの問題もあって、それらの問題は試験対策されやすい。試験対策をするやつが増えて、あまりに画一的な回答が増えた。それによって、スクリーニングとしての機能が発揮できなくなってきたのだろう。

かと言って、これを安直に、Googleが数理能力を求めてないと解すのは安直だ。

地頭力問題(ブレインティーザー)を解けるだけではGoogleの求める人材には至らないが、地頭力問題で大きくつまづいているようでは、そもそも入り口にたてないと解したほうがいいかもしれない。

同様の問題はコンサルティングファームでも出題されている。

コンサルティングファームでも、地頭力問題だけで、採用の可否を判断しているわけではない。これはマッキンゼーの「採用基準」を読めば、そうでないことがわかる。

ただ、かといって、地頭力がない人を採用できるというわけではない。

かつては地頭力だけあったら採用されていたのかもしれないが、現在ではそんなことはなくなったということだ。ベーシックなレベルの地頭力はもちろんあることが前提で、その上で、リーダーシップやクリエイティビティをもった人が採用されている。

他の能力にくらべて相対的に地頭力が重視されなくなったということと、地頭力が不要になったということはイコールではない。依然としてコンサルタントとして理論整然と議論し、物事を整理できるレベルの地頭力はマストである。

しかしそういうレベルのひとが増えてしまった。なので、地頭力は大前提。地頭力がある程度ある母集団のなかで、「リーダーシップ」や「飛び抜けた才能や突破力」のあるやつを採用することだ。

つまり・・・簡単にいうと・・・

「より採用のハードルが上ったw」

ということである。

身も蓋もない結論であるが

 

【ノマド研究所5期会員募集のお知らせ】人生は短いです。あーやりたい事があるのに、何か思い切って一歩を踏み出せない自分にいらいらする、もっと自由に生き見たいのに。ノマド研は、ノマド的な生き方を志向するひと、ノマド的な生き方を実践するひとのネットワークです。400名以上の価値観のちかいメンバーと一緒に語らいましょう。⇒ご案内