徹夜登山が富士山の混雑を救う

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※富士山にて。下山中の1枚

富士山で徹夜登山が問題になっているらしい。危険だからということで。

たしかに何の登山経験のないひとが徹夜登山をすると危険なのだろうけれども、一般的な登山のやり方として、深夜にアタックを開始して、早朝に登頂を果たし、日があるうちに下山するというのは、すごくまっとうなやり方ではある。

実は富士山はたしか過去に6回も登っていて、毎年のように登りたいからつれていってくれという友人知人を引率して登山していた。昨年は登らなかったけど、一昨年までは6年連続で行ったものである。

6回のうち、ぜんぶが徹夜登山だった。というのも、富士山の山小屋は混みすぎていて、一泊したところで、はたして意味があるかというのがある。

一畳に2人とか3人とかで、世界で一番混雑する山小屋といわれる。完全に収容人数オーバー。一畳に3人で、汗臭い人々とごった寝するわけだから、とても眠れるわけがない。それに、一泊しても翌日は朝3時ごろには出発するわけで、眠れたとしてもせいぜい数時間程度だろう。

山にこれから関心を持とうと考えている人を引率するほうとして、せっかくの登山が、山小屋に泊まったことによって、印象がわるくなることを避けたいというのもある。「最悪の山小屋体験」をすることで、山が嫌いになってしまうのは避けたいというのもある。

とにかく、富士山は、混雑しすぎて、人が殺到、9合目から先は、まるで、正月の初詣なみの人出である。道に隙間なくひとがならんで、山頂までいくのに2時間くらいかかるときもある。お賽銭箱にならぶ長蛇の列と同じくらいの感じなのだ。

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※(写真)富士山名物の渋滞

入山料をとるというが焼け石に水。山小屋が大量にあって、大量に受け入れているので、だれでも登れてしまうから、人が殺到する。

 いっそうのこと、山小屋は、定員制にするくらいのほうがいいとおもう。、

他国でも多くの山小屋は、完全予約制だ。だれでも入山できて、だれでもすぐ泊まれるというのは珍しい。入山許可と山小屋の予約がセットになっていて、山小屋の定員以上を入山させないというコントロールをしているところもある。

山小屋にとっては儲からなくなるが、山小屋の儲けと、登山者の過剰は相反するのだから致し方ない。双方歴史的経緯があっていろんな意見があるのは知っているが、妥協点としては、山小屋は定員を守り、そのかわり値段を3倍くらいにあげて、1畳に1人くらいは泊まれるようにすべきだろう。儲けは変わらないはずだ。

山小屋が定員となれば、泊まらずに登る(徹夜登山)するしかないが、これはやはりそれなりの体力が必要だ。体力に自信がない人が脱落して思いとどまることによって、登山者の数ももっと減るはずである。

加えて、徹夜登山をするひとには、一定の装備の確認を義務付ければ良い。登山は許可制にして、登山口で許可を発行するようにして、その際に装備を確認するようにする。

富士山の事故のかなりの部分が、ありえないほどの軽装の登山したことのないひとの気軽な行為によるものと聞く。明らかに装備不足の人は許可しないようにすれば、かなりの事故は防げるだろう。

この問題の解決としては、最終的に、混雑防止と事故防止を含め、 許可制(パーミット)にするしかないだろう。

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