「正社員」という身分制度が、ブラック労働を生んだ。

ブラック労働しているひとはみんな「正社員」です。

派遣社員やアルバイトは、そこまで会社のことを思ったりして、はたらきませんよ。
アルバイトだったら、「サービス残業?え、俺、時給ではたらいてるんですけど、アフォですか?」って一蹴されるでしょう。

ブラック労働って、ようするに、「安心」「解雇しないよ」「終身雇用」とかいう正社員の幻想をちらつかせて、それで、「正社員」なんだから、「正社員の地位をおどかされたくなければ、サービス残業も、ブラック労働も厭わずにやれよ」ってことだよね。

だから、「正社員」の幻想をもったひとが、この罠にはまるんだよ。

いままでずっと派遣だったり、就職がきまらなかったりする人に対して、「正社員」で採用してあげるよーという、甘い汁を提供する。

そこで、パクってくらいついた「正社員」に、ブラック労働させるわけ。

・正社員なんだから、残業あたりまえ。
・正社員なんだから、キツくて当たり前。
・正社員なんだから、給与がすこしくらい低くても我慢しろ。
・正社員なんだから、会社の方針にしたがって当たり前。

とかいって、ブラック労働させるわけ。

特定派遣のなばかり正社員なんかそうでしょ。実態は派遣なのに、正社員って名前がなくなることを恐れるから、ああいう働き方でも我慢する。

もちろん、非正規社員でもブラック労働しているひともいるのは知ってる。でもその人だって、

・ブラックに働けば、いつかは正社員に
・残業とかあれなのはしっているけども、それをいうと、正社員への道がとざされる

とかで、結局、正社員を釣りにしてるんじゃないのか。

でも正社員でも、終身雇用とか安全安泰とか、働かなくても食えるとか、席で新聞読んでるだけで年収1500万とか、嘘の病気で3年間やすんでも給与が殆ど支給されるとか、そういうお花畑みたいな世界はないわけで。

派遣労働や、非正規労働の拡大がブラック企業を生んだ → バイトはブラック労働してないし

非正規をなくし、全員が正社員になればブラックはなくなる → あまり変わらないか?むしろ増えるんじゃ・・

なんでもかんでも、非正規の話にすげ替えるのはやめようよ。

問題は、正社員というのが、身分制度になってしまっていること。やっている仕事とは関係なく保証されるところに、問題があるわけで。みんながその身分が欲しくて「正社員」になろうとしている。
ブラック企業からの誘いって「おまえを武士の身分にしてやる。だから、ありえないくらいの滅私奉公して、お前はなんでもやれ」みたいな話だよ。

でも、武士はもう幕末のように落ちぶれているんだ。

だから、今後どうするのか。
武家制度を何としてでも守るか?
僕は、四民平等にしたほうがいいとおもう。

武家以外のひとにとっては、四民平等のほうがメリットおおきいとおもうけどね。

でもみんな武士にしろ、もしくは、自分だけは武士にしろっていう人が多いんだよね。武家以外のひとも一枚岩じゃないんだ。抜け駆けして武士になりたいひとがいるから、はなしがややこしいんだよな。

<参考書籍>もちろん、そういうのとは別に貧困層ってのがある。下層ノマド。これはグローバル化による単純労働賃金のアービトラージなんだよね。また違う話だよ。

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