「海外ニート」という怪物


最近、ニートの究極の進化系として、海外ニートというモデルがあるのではないかと考えるようになりました。

“ニート”こそ海外にいって”ニート”しましょう

このエントリでは、僕の考える究極の海外ニート構想について、考えをまとめておきます。思考アイデアではありますが、これが実現できれば、日本人のライフスタイルの考え方に、破滅的なインパクトをあたえるでしょう。なぜなら、お金や仕事、定年、リタイアメントといったことについての考え方を大混乱に陥れること間違いなしだからです。


まず、海外ニートとは何か?
海外ニートは、究極の自由人であり、まったりとした時間と、十分な生活を得ながら、パラサイトではない自立した”ニート”です。
最後の”ニート”の部分を”人”に変えてみればわかるように、これはいま流行りのノマドと似てます。さらに”ニート”を”リタイアメント”に変えてみれば、まさにこれって、理想のリタイアメントとイコールであります。
つまり、海外ニートとは、豊かなノマド&リタイアメント生活とイコールなのです。

そもそもニートとは、働かなくてよいのですから、リタイア生活そのものであったのです。ニートには自由な時間と、何者にもとらわれない思想の自由があります。
ただしです。ニートは、職についていないことから必然的にもたらされる低収入が、それらの自由な時間や思想のメリットを全部帳消しにしてしまっています。低収入によって、折角時間の自由があるのに好きなことができなかったり、ひどい住居に住んだり、食事などを制限してしまうといった、豊かではない生活に陥ってしまっています。

これは、そもそも世界一生活費が高い日本、しかも東京で暮らしているから起こる問題です。なぜニートなのに東京に住んでいるのか。私からみたら、意味がわかりません。

そこで、海外ニートでは、生活の本拠を生活費の安い海外に移します。
ターゲットは生活費が東京の1/3程度である、東南アジアの都市です。バンコクのようなアジアの代表的な都市に加え、同じくタイのプーケット島や、フィリピンのセブ島、マレーシアのペナン島といったリゾート地もその候補です。

もし、生活費が1/3になれば?
定年後豊かなリタイア生活を送るには、年金にして月40万円が必要といわれています。月40万円もらってリタイアしたらさぞかし楽しそうですよね。でもそれは東京の話。これらの海外では、1/3ですから、月13万円で楽しくリタイアできることになります。もう少しレベルを抑えて、月8~10万円でもニートならなんとかなるでしょう。

例えば、フィリピンのセブ島の例で言うと、もし可処分所得が8-10万円あったら、凄い生活ができます。

コーラ 10ペソ=20円
サン・ミュンゲル ビール 22ペソ=44円
ピザ(直径30cm) 160ペソ = 320円
マンゴー1kg 100ペソ = 200円
タクシー初乗り 50ペソ = 100円
昼飯(街の食堂)おかずとご飯とスープ 70ペソ = 140円
フットマッサージ 1時間 200ペソ = 400円

住居に関しては、
9000ペソ=18000円くらいからSTUDIO(ワンルーム)タイプの家が借りれます。ちょっと郊外(といってもタクシー5分)のヴィレッジという閑静な住宅地(日本で行ったら山の手です)の新築の住宅で、3ベットルーム+15畳くらいのリビングという物件が25000ペソ=5万円でした。静かで、周りには緑が生えており、はっきり言って、リゾートです。超贅沢です。
大家にきいたら、日本のフライトアテンダントが好んで入居しているそうです。

こういう物件を(後述するビザの問題もあり)、3人ほどでシェアハウスにします。
そうしたら、家賃はリゾートみたいな家にすんでいながら、2万円以下ですみます。日本のマンション型のシェアハウスとはえらい違いです。

月10万円でくらすとして、2万円の家賃をひいて、のこり8万円。
この8万円を、前述の物価水準で暮らしたら、貧乏どころではない。もはや夢のようなリッチな生活がまっています。
しかも、数カ月に一度海外旅行だってできちゃうかも知れません。東南アジアはLCCが発達しており、キャンペーンを使えば、海外にだって往復1万円くらいでいけちゃったりします。それにそもそも大陸につながっている国は陸路で移動できてしまいます。バスで移動すれば信じられないほど安いです。
そして旅行先もそのくらいの物価水準か、さらに発展途上な国ではさらに安いです。

ここまで読んでみて、月10万円あげるから、海外でニートしてみない?っていうプログラムがあったら、手をあげてみたいとおもうようになった人いるんじゃないでしょうか?

で、ここからが問題ですが、月10万円をどう稼ぐか。もう少し水準を下げて、月6-8万円くらいでもなんとか大丈夫なので、最低ラインとして6万円をどう稼ぐかを話します。
6万円で夢のニート生活ができるとおもったら、けっこうハードル低く感じませんか?

結論からいうと、単純ですがネットで稼ぐです。
ネットはニートにとって夢のツールです。いままでは労働ということでしか(つまり東京で肉体を駆使しなければ)稼ぐことができなかったわけですが、ネットであれば、海外でニートしながら、まったりキーボードを叩きながら生活費を作ることができます。

アフィリエイトが筆頭にあげられますが他にも、少しネタがあるひとは情報商材を作ってもいいですし、ニートはギークである場合が多いようなのでアプリをつくってもいいでしょう。

ネットからお金を得る方法も多様化しています

最近は、一時間2000円でスカイプ人生相談を受ける商売もあるそうです。これなら6万円かせぐのに月の労働時間はわずか30時間ですみます(週7.5時間ですよ!)。

参加者限定のFacebookコミュをつくり、参加者から月1000円の会費とる方法も考案されています。MGさんが実践されてるMG(X)というコミュは、参加者は100人を超えており、月10万円以上の収入です。

それだとスキルいるじゃん、という反論がありますが、究極は、カンパや、金くれといって、お金をもらうのもありです。さらには、親から送金してもらう(東京に居るよりかねかからないからという理由でw)もありです。なんでもありです。

まったく何もせずお金を稼ぐことは無理ですが、すくなくとも、所謂みなさんがイメージするような労働感・社畜感のあるような仕事ではありません。趣味の延長や、楽しみながら稼げば、苦にならないとおもいます。また、ひとつの仕掛けだけで10万円稼ごうとするとなかなか大変ですが、3万円の仕掛けを3つ作ると考えたら、それなりにハードルは低いのではないでしょうか。

また、ネットで稼ぐということは、強い円で稼ぎ、安い海外通貨で暮らすということにほかなりません。オフショアレバレッジの効果が自動的にここには仕込まれているのです

さらにです。ネットで稼ぐ方法は、後述のビザの問題も難なくクリアできてしまいます。就労ビザが問題とする”就労”とは、労働者として雇用されたりバイトしたりすることを指しますから、ネットの稼ぎは関係ありません。めんどうな就労ビザをとる必要はなく、観光ビザで合法的に滞在していていいのです。なにしろ、ニートしていて、就労していないのですからね。すごいよこれ!

そのようにして、月6~10万円を稼ぐことができれば、夢の海外ニート生活突入です。まったりネットしたり、ビーチでくつろいだり、バスで旅行してみたり、一本10円のコーラや40円たらずのビールをのんで、楽しく、無理せず生きましょう。なんて素晴らしい生活でしょうか。さらにツイッターやフェイスブックとシェアハウスのおかげで、海外でもさみしくありません。さらに、海外なので、いわゆるニートに対する世間の目にさらされたり、人と比べられて辛い思いをすることもありません。

え、稼げなくなったらどうするかって?
なにをいってるの、だって、もともとニートだったんですから、実家に戻っていままでどおりにニートしましょう。リスクはありません。ノーリスクです

ですから、僕は、すべてのニートにむけて、
“ニート”こそ海外にいって”ニート”しましょうと堂々とお勧めします

僕はただの理論家で、現段階では海外ニートはまったくの夢想でしかありませんが、いつの日か、実際に海外ニートが生まれることを切に願っています。
そのとき、現役・リタイアメントの問題や、自由時間、豊かさの定義、最近流行りのノマドといった価値観は、海外ニートの下にすべて統合されることでしょう。
海外ニートという悪ふざけをしてみせるのも、ニートのみなさんにしかできない壮大なるネタだとも思うのです。

個人的には、日本一のニートの@phaさんに、今度は、世界一の海外ニートになって貰いたいなと勝手にラブコールを送っておりますw

(さらに)
最後にビザの問題です。
雇用されてないとまず長期的なビザはおりません。なので、観光ビザで3ヶ月程度の滞在し、一度どこかの国に出て戻ってくる必要があります。さらにビザの滞在は一年間で合計半年までといったルールがある国もあります。

その解決策として、ニートハウス構想を考えました。
3カ国(たとえば、バンコク、セブ島、マレーシア)などにそれぞれシェアハウスをつくります。そして、3ヶ月ごとに、シェアハウスの住民を交換するのです。
これなら、都度あたらしい住宅を借りる必要もありません。それにニートにとっても3ヶ月ごとに居場所を変えてみたりするとよい気分転換になります。シェアハウスの住民もシャッフルされて、人間関係も新鮮さを保てそうです。

このモデルは最低でも3人x3箇所=9人のニートが必要となりますが、これはシェアハウスの利点を生かした実に賢い方法です。
(もしくは、導入段階として、海外同士のシャッフルではなく、日本のシェアハウスにいるニートとシャッフルし、それぞれが半年日本でニート・半年海外でニートするというのも有りだと思います)

(追記)
「円安になったらどうする」「こんなの持続性がない」「中年になって仕組みが破綻したら目も当てられない、危険思想だ」という指摘が多いので、改めて書いておきます。
この文章はあくまで、すでにニートの方向けの提案です。どうせニートするなら、日本より海外でやったらもはやニートじゃないくらい豪華にくらせるんじゃ?ということです。
若い人に、職をやめて海外でニートしようぜ、ってことでは決してないので誤解なきよう。この文章を読んで会社をやめました、明日から海外でニートします、なんて人がでてきたら、文章の読み違いです。

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