もしキャリアで悩んでいるなら、多様なキャリアのチャンスを知ることによって、もっと生き生きと充実した人生を送ってもらいたい

海外就職というと、多くの人のイメージは、英語がしゃべれるすごい人材が、海外でさっそうと活躍する、といったイメージかもしれません。自分にはチャンスがないや、そういう人にはなれない。と考えるのが普通かと思います。
私もそういうイメージだったのですが、調べていくうちに驚愕の事実にぶち当たりました。
なんと、日本で働くより、海外のほうが就職が簡単。日本で仕事探しをしているひとはなんだったのか・・・w。
この話をすると、全員が「嘘」だ、と全否定から入ります。
そんなことが本当だったとしたら、自分の日本での苦労は否定されてしまう・・・
自分が否定されそうになることは全力で否定するのが人の性です。

でも本当。海外のほうが多様なチャンスがある。
キャリアで行き詰っていて、日本のレールから外れちゃったり、日本のレールにうまく乗れずに、すごく悶々としていたり、日本でのキャリアに閉塞感があるひとこそ、海外での仕事はおもしろい。

もっと視点を広げて、既成の概念をとっぱらえば、もっといきいきと生きられるのに。

そうおもって、この本を書いた次第です。

まえがきは、共著者のもりぞおさんのページに掲載されているので、ぼくのほうはあとがきを掲載しました。ぜひ、このあとがきを読んでください。そして、心がすっと楽になったら、ぜひ本文(本)のほうも読んでほしいです。
この本が多くの悩める日本のビジネスパーソンにとって、良きヒントになりますよう。

著者より

普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド
大石 哲之 森山 たつを
東洋経済新報社
売り上げランキング: 3,812

あとがき

「先が見えない」

これが、いま多くの人が直面している悩みではないでしょうか。目指すところが見えない、先が見えない。どうやって努力していけばいいのかわからない。

これまでのキャリアパスは簡単でした。大学を出て、なるべく大きな企業に新卒で入社し、その中で出世して、定年まで勤める。キャリア設計としては簡単です。簡単という表現は、ある意味で選択肢が非常に少なかったということを意味しています。一昔前までは転職も一般的ではありませんでしたし、海外で仕事をすることもごく一部の人をのぞいて想像がつかない世界だったと思います。

日本に生まれて、日本の大学を出て、日本の大企業に入って、定年まで勤める。その間に、結婚して、家を買って、子どもを育てる。そういう模範的な人生のレールが敷かれていて、みんながそれに乗ろうと考えました。家や車、生命保険といった商品もそれに合わせて設計されていました。

そんな牧歌的な時代が終わったのは皆さんもご存じのとおりだと思います。終身雇用が崩れ、実力主義の評価制度の導入、外資系との競争、アジアの安い賃金との競争、さまざまなことが起こっています。

その中で、キャリアレールは、多様化しています。日本の企業もグローバル化しており、海外への進出が急激に増えてきています。その中で、グローバル人材という言葉が生まれ、いままでとは違ったタイプの人材が急に求められるようになりました。いまは少しブームが去りましたが、外資系の金融機関やコンサルティング会社、IT企業の就職人気が高まり、いわゆる学歴の高い学生の間で外資系の就職が人気を博したこともありました。

さらに、昨今で注目されているのが海外就職です。海外で働くというと、いままでは日本から派遣された駐在員のかたちが多数を占めていて、海外で働くことのできる日本人はごく少数でした。そこに、海外の現地採用という形が非常に増えています。自分で志向して海外で働く、勤務地を選んで海外で働くということができるようになってきました。

さらには、完全に日本を捨ててはじめから海外で勝負するようなキャリアも紹介されて話題になっています。帰国子女でもない日本の高校生が、東大や京大を目指すのではなく、ハーバード大学やスタンフォード大学を目指すという事例も出てきました。一足飛びに海外です。

グローバル化、海外進出、海外移転、現地採用、大学から海外・・・・・・。日本の大学にいって日本の大企業に入り定年まで勤めあげる、そんな一本調子のキャリア設計では捉えられないような、多様な選択肢が出てきたといえます。

もしキャリアで悩んでいるならば、まずはいろいろな選択肢があるということを知ってほしいと思います。たったひとつの方法しか知らず、自分がそれに乗っかっていないと気づいたら、不幸になってしまいます。しかし、キャリアを成功させる方法、人生を豊かにする方法はひとつだけではないはずです。

選択肢を知らないばかりに、自己嫌悪に陥ったり、自分の才能や能力が生かされないまま、くすぶってしまうのは残念なことです。

キャリアに関する本の多くは、どうやってスキルアップするのか、というスキルの面に注力していると思います。本書は、スキル面だけでなく、可能性を知ってもらうことに多くの紙面を費やしました。

多くの人が視点を広げて、多様なキャリアのチャンスを知ることによって、もっと生き生きと充実した人生を送ってもらいたい、そう考えて本書を執筆しました。

そして、最後に、大げさな言い方になりますが、今後の日本に勇気を与えてくれる人は、海外にいったん出ていった人ではないか、と思うようになりました。閉塞感のある日本の中で暮らしていると気が滅入ることがあります。未来が描けません。海外で活躍して生きていく人の成功事例がどんどん出てくれば、日本の中にいる人も勇気をもらえるのではないか、と考えています。海外で活躍する人たちと、日本の中にいる人たちが知恵を合わせて、よりよい未来をつくっていける時代がやってくることを切望します。

いまは、日本、海外と分けて記述していますが、そう遠くない未来には、その区別すら意味がなくなる時代がやってくるようにも思います。そのような世界で、多くの人が生き生きと未来を描いて仕事ができることを願っています。

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