ノマドがカフェで仕事をする理由- 借りたくても借りれない東京の異常なオフィス事情

ノマドが大流行です。
テレビはどうやら単純化するのが好きらしく、ノマド=カフェを転々として仕事をする人、というかなり表面的な定義でノマドを紹介してしまったようです。

その定義の是非はともかく、カフェで仕事することについて、少々書きます。

カフェで仕事するなんて、仕事しづらいとちゃうの?というツッコミがけっこうありますが、そのとおりだとおもいます。
だた、その裏には、カフェを使わざる得ない事情もあるのです。

東京の賃貸物件の高さと、オフィス利用として借りるときに、えらく難儀な保証です。
事務所を借りようとしても、なかなか借りれない。

たとえば、ちょっとしたビルの狭い一室を事務所として借りようとしても、これだけ費用がかかります。

家賃10万円、共益費2万円。

敷金(保証金)3ヶ月 = 36万円
※事務所利用だと最低3ヶ月以上取られます。事務所だと4ヶ月くらいが多い。
契約料(礼金)1ヶ月 = 12万円
保証会社保証料 1ヶ月 = 12万円
家賃前払い 3ヶ月 = 36万円
火災保険 = 3万円

合計 99万円。
これが一括で必要です。これに引越し費用やら、オフィス家具を揃えたりするお金もかかります。
そして、住宅と違い、敷金はなんだかんだでほとんど帰って来ません。

フリーランスからはじめるノマドワーカーにとって、いきなり100万円では、独立費用のほとんどが吹っ飛んでしまうのではないでしょうか?

しかも、借りられるのは、



こういう雰囲気の雑居ビル。表参道や渋谷とかで探したら、100万円では上記が精一杯。あとはマンションの一室とかになります。

資本金を何名からか集めて、たとえば1000万円あつめて、複数人で起業するという場合では、最初から共同でのワークスペースが必要ですし、100万円の初期費用もなんとかなるかもしれませんが。

ノマドのように、会社の形態をとっていても、従業員は自分だけというような一人会社で、まだ仕事も十分に取れてないという場合には、オフィスにお金を掛ける場合ではありません。

一人で独立するひとが、オフィスを借りるといい始めたら、僕はまず止めるようにしています。キャッシュが尽きたら事業は終わり。貴重なキャッシュは、オフィスに出してはいけません。

なので、どうしても、最初はカフェで仕事するというのも仕方ない。
必要悪だと思っています。
ただ、さすがに毎日カフェは仕事の効率もあがらないとおもいます。

渋谷にコワーキングスペース「ポータル」-シェア住居のエッセンスを応用

最近は、会員制のフリーアドレスのコワーキングスペースなどが流行っています。
ノマドなひとは、まずはこれを借りることをおすすめします。
僕が最近見学したのは次の3件、

渋谷ポータル
表参道ポータルポイント
◎渋谷ヒカリエの中にある クリエイティブラウンジMOV

いずれも、フリーアドレススペースは月15000-30000円くらいで借りれて、フリーな会議机などもありお客さんを呼んでミーティングすることもできます。
カフェよりは絶対いいと思います。

しかし、根本的な問題は、東京のこの不動産を借りるときのハードルの高さですね。
100万円必要で、さらに、連帯保証なども求められ、なんだか死にそうです。
しかも一旦借りると2年は解約できないみたいな縛りがあります。途中解約は違約金とられたり。
要するに、ノマドらしからぬ身重な行為なんですね。

他の国はどうかまだリサーチ不足ですが、アジアの都市では、半年単位で借りられ、敷金なども1ヶ月とかで済むこともあるようです。オフィス自体が、件のシェアスペース並に気軽に借りれたり引っ越せたりするんですね。だから、べつにシェアスペースなんて借りる必要もなさそうです。

東京でも気軽に借りるたり解約したりできれば、ノマドは自分のオフィスを持つとおもいます。
だってそっちのほうが便利ですしね。

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