グローバル人材の幻想 – 青い鳥を追いかけるまえに、ファンタジーから目を覚ませ

グローバル人材、グローバル人材って、さいきん耳がたこになるくらい聞きますね。

みんながイメージするスーパー人材って、要するにプロCEOか、ネットの起業家ですよね。
ルイス・ガースナー、スティーブジョブスや、ザッカーバーグ、みたいな感じ。

グローバル企業のCEOや幹部、いけてるベンチャーを作って有名投資家から投資を受けよう。
これがグローバル人材の目指すゴールだとすると、はっきり言って目標設定を間違えています。

もう、日本で育って、日本の大学を卒業している時点でダメなんですよ。
スーパーグローバル人材は、欧米で育ち、教育される必要があるんです。
小学校からボーディングスクールにいって、ハーバードにいかせたりしないとダメなんですよ。



え、活躍しているインド人がいるじゃないかって?
いや、甘いんですよ、途上国の人は、金持ちで、インドの大富豪のカーストはバラモンみたいなひとが、欧米のボーディングスクールみたいなこところから、カネをかけて教育しているわけです。

どんなに究極に出遅れても、大学から欧米の大学に通い、大学院まで出ないと、はっきりいってお話になりません。日本の大学に進学した時点や、日本の企業で10年つとめたあとで、キャリアアップでグローバル人材を目指すなんてのは、初めから矛盾しているのでやめましょう。

英語力で経営トップ(ベンチャー経営含む)の世界で必要とされているレベルも知っていますか?

ネイティブ

です。
それ以外はありえません。ネイティブオンリーです。
なので、もう幼少の時を外国で過ごさないとダメなんですよ。

もちろん、国連の緒方貞子さんみたいに、幼少期をサンフランシスコや香港や上海で過ごし、大学までは聖心、そのあとはカリフォルニア大学の大学院でまなぶのはありです。

とにかく、みなさん、この記事を読んでいる大人にとって、
グローバルうんぬんとかの話は、
少なくとも、みなさんの子供の教育としてはあり得るけれども、
みなさん自身の話としては終わった話なんですね。オワコン。手遅れなんです。

英語ネイティブの3億人が死ぬほどがんばってエリート競争してる国で、横から入った非ネイティブが太刀打ちできるという発想をもっていることが、信じられません。

将来日本人のグローバルCEOが出現したとしても、たぶんその人は日本人というより、日系3世とか4世ということです。もはやです。フジモリ大統領をグローバル人材と呼ばないのと一緒なかんじです。

なので、まだ小さい子供がいましたら、今すぐ英語圏に引っ越して英語ネイティブさせて、ボーディングスクールにでも通わせましょう。
私の知人で、小学生から子供だけ単身でイギリスのボーディングスクールに通わせた人をしっています。そんな感じ。

グローバル人材のはなしとは、実は、子供の教育の話です。

で、それでは身も蓋もないので、

もちろん、日本出自で、シリコンバレーの企業に就職したり、長く欧米で勤めて、市民権をえたりしているひとはいます。そのくらいのグローバル感を目指すのはありです。いってみればエリートコースではなく隙間ですけどね。欧米の隙間で生きるくらいのグローバルなら、まだ大丈夫。
社会人になってから渡米して、主に技術者として働く人も多いです。出世することは稀ですが、普通の人生として、「海外で暮らす」ということなら誰でも叶えられます。そして2世に夢を託しましょう。

それから、いままでいった世界は”経営”の世界です。
経営の世界では、英語がネイティブである必要があるのですが、
技術の世界ではネイティブでなくてもいい。

イチローや、ダルビッシュなんかは、野球ができればいいし、
科学技術も英語が必要ですが、ネイティブでなくても、欧米の大学で教授は狙えます。
アートもそうで、村上隆氏は英語はあまりできなそうですが、世界で目覚しい活躍をしています。
日本人で世界で名だたる建築家がいますし、デザインでも勝負可能です。

なので、世界トップを狙うなら、技術や芸術の分野で勝負し、決して途中からMBAなんかにいってがんばろうとは思わないことです。

さてただしアジアに目をむけるとまた少しグローバルの意味合いがちがってきます。次回はそれについて書くことにします。

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(追記)
上記のような人材は、グローバル人材ではなく、グローバルエリートと呼ぶほうがよいらしいです。

(訂正)
記事中の「欧米」は「英米」のまちがいでした。訂正します。

>続きの記事を書きました。

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