「ノマドと社畜」に関して、ブラック・非正規と、ビジネスオーナーを加えて完全マトリクスにしてみたよの巻

谷本真由美さんの「 ノマドと社畜」が話題になっている。私も拝読させていただいた。

松井博さんの書評に、とても的確なことが書いてあった。安定なき自由と、束縛された安定という話だ。

「ノマド」と「社畜」って「安定なき自由」と「束縛された安定」のどちらを取るのか? というそういう選択です。いい悪いじゃなくて、どちらが自分に向いているのかというお話。

まさに、的確な表現だとおもう。。そこで、私は、この安定と束縛についてもうしこし考えて見ることにした。

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いつもながらのマトリクスだ。安定と不安点、束縛と自由を掛けあわせてある。
もし世の中がトレードオフが成立するなら、このマトリクスのなかで、存在するのは、松井さんのいうように、「安定なき自由」と「束縛された安定」の2つになるだろう。つまり①と③の部分で、これが社畜と、フリーランス(ノマド)の対比になる、ということだ。

しかし、わたしが注目したいのは、マトリクスのほかのマス目なのである。
たとえば、②である。
②は、不安定かつ、束縛されているという、いってみれば悪いところ取りだ。こんなものがありえるのかというと、御存知の通り、非正規雇用とか、ブラック企業勤務とかがまさにこれにあたる。

いまの日本の雇用環境は、①の「束縛された安定」が崩れ去り、多くが②の「安定なき束縛」に転落していっているのではないかと考える。

一部の人は、どうせ安定しないのだから、安定しないことを大前提として、ならば自由を得ることでバランスをさせようとしているのだおともう。それが①⇒③のフリーランスになるという選択肢が、一部で市民権を得ている理由だろう。

谷本氏の「ノマドと社畜」では、欧米の事情がかかれているが、欧米の事情はまた違う。①の行く先が、③だ。企業はどんどん外注化をすすめており、フリーランスで働くしかないひとが多くをしてめしまっている。もちろんフリーランスで実力があるひとは自由も同時に謳歌できるが、フリーランスの大半は厳しく、たんなる下請けにおわってしまって、③フリーランス⇒②ブラックへへ転落するひとがどんどん増えているという話だ。

じゃあ、④はないのか?という話になる。安定と自由を両方を得た人だ。

これは実際はありえる。10億円くらい資産があって引退したひと(投資家・資産家)は、安定と自由を両立している。
どうやって④のゾーンを目指すかという話はあまり見かけないが、結局ここのゾーンにいくには、「安定」をどうやって作り出すかが鍵になる。基本的には組織をつくること、つまり、ビジネスを起業して、組織をつくり、それらのオーナーになるということだ。

フリーランスでもほんとに賢い人は、表向きはフリーランサーとかいっているが、受託の仕事ではなく、メディアをつくったり、セミナーや、本、教材、などを売るといった、マルチプルできるものを作ろうとしている。

とりとめがなくなったが、日本には、元来、社畜しかなかったのが、いまブラックが増えてきたという話。そのなかでフリーランサーを目指すながれも出てきたが、このマトリクスを見るとフリーランサーも甘くないぞ、ということだ。

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