ノマドは・・・辛くないよ。ノマドとして生きるための5つのコツ

ノマドはつらいよ・・・これが現実だ!(常見陽平)記事が拡散している。
お前らノマドってらくじゃねーぞという、常見氏の芸風ネタとして楽しい記事として読むべきだろうが、ここで「つらい」とされていることにたいしては、たしかにそうなりがちだと思う。ノマド初心者に対する警鐘だと捉えると納得いく。ただ、そうならない方法もあるので、私の意見もすこし添えておこうと思う。

この記事ではノマドは、ノマドワーカーとして捉えられているので、その文脈で。
ノマドワーカーを、組織、時間、場所の自由を手に入れて働いているひとと定義するなら、私も、サラリーマンを辞めて、ノマドワーカーになってからは、もう、11年ほどたつ。ベンチャーを起業したり、フリーでコンサルしたり、作家業をしたり、いろいろあるので、全部がいわゆる”フリーランス”ではないが、独立して自分の責任でやっているという意味ではすべての時期をとおしてそうだ。
その経験から、ノマドが辛いという5点について、私の意見を添えておく。


1. 信用がない
金融的な信用がもてないのは確かだ。クレジットカードは作りにくくなるし、ローンなどは組みづらくなる。ただし、会社組織にすれば、一人会社でも銀行はお金を貸してくれるし、わたしも問題なく借りれた。とりあえず代表取締役になっておけば、個人への車や住宅も貸してくれやすくなると思う。
ただ、車のローンとか、住宅ローンの借り換えといった話であるが、そもそもそういうものを組むべきではないと思っている。僕は車はもってないし、住宅は事務所にとまったり、実家だ。
そういう固定費を少なくするから、身軽さが生まれるのであって、ローンがあってノマドするのは、手段がうまくマッチしていないので、それでは辛くなるのは確かだろう。

手段と目的のマッチということで言えば、例えば発電の話。太陽パネルでの発電は太陽さえあればどこでも発電できるから、米軍なんかは携帯型のパネルを兵士がもっていて、それで戦闘用の電子機器を充電したりする。だから砂漠でも作戦できる。これがノマド。
携帯型の太陽電池パネルは非力だが、移動できるのが重要なのだ。

ローンを組んでノマドするという行為は、東京電力から電気を買わず、本来移動できるパネルを自宅のベランダにがっちり固定して設置して、デスクトップコンピューター用の電源として、不安定だと嘆いているようなものだ。

コツ1
→ ノマドスタイルにあわせて、フィナンシャルな設計は昭和型から見直す必要がある

2. 収入に波がある。
これは確か。入金が偏ったり、資金繰りが大変である。
僕は、サラリーマン時代の貯蓄で、ノマド初期も1年くらいは入金がなくても暮らせるくらいの余裕資金はもっていたし、いまではその期間が随分伸びている。
なので、収入に波があっても別にきにしないようになってきた。

ただ、ローンがあって固定費がかさむとそうもいかないだろう。僕は、概ね、普段の生活費や旅行や娯楽などは、新卒で入社したときもらったのと同じくらいの収入の範囲で賄うようにしていて、それ以上の支出はしていない。固定費を下げるのもノマドにとっては大事である。

たまに高いものをかうときがあるが、それは、どかっと入金があるなどの不定期な収入が入ってきた場合。ようするに、あぶく支出は、あぶく銭で賄うというルールだ。


→ 固定費を抑え、流動費を多くする。一時的な出費は、一時的な収入で賄う。

3. 助けてもらえない
体調をくずしたら平謝り?ノマドは、体が資本で、自分が働けなくなったら収入が途絶える・・。
こういう話はよく聞くし、最大のリスクだといわれる。
しかし、それは間違ったやり方だ。
僕の場合、自動で回る仕組みをつくっているので、実際は僕が張り付いてなにかをしないといけないことは殆ど無い。
なので、しばらくアラスカの山にでもこもろうが、病気で休もうが、ほとんど文句はでないし、誰にも頭を下げる必要がない。完全に音信不通でも1週間は全く問題なく、週に1回まとめてメールの返信でもできる環境があれば、2-3ヶ月くらいまでは放浪してても大丈夫である。
ノマドはそういう仕組みを作るべきだ。そういうビジネスをするのがノマドであって、自分がいないといけないビジネスはノマド向きではない。自分が倒れたら終わりなんて、会社員よりたいへんだ。

→ ノマド向きのビジネスでノマドしよう。自分がいなくてもいい、自動化する仕組みを作ることに力をつかうべき。

4. 身内の視線は・・
僕はまったく気にならず。ただ、見知らぬひとに自己紹介などするとき、状況を説明するのが面倒なのは面倒だ。めんどうなので、適当にごまかしている。
とくに、僕は複数の仕事をしているし、有料サロンなんて、さっぱり理解されないから、わかりやすく「本を書いてます」とでもいっているようにしている。あとはあいてによって使い分け。企業系の集まりでは、「人材とコンサルの会社を経営してます」とか言う。

→ まわりの視線はきにしない。実際とは違くても、まあ、わかりやすい肩書きを言っておけばいい。

5. 仕事とプライベートの境がない
境がないというより、今年から、嫌な仕事は一切しないようにしたので、ほぼ全部がプライベートである。もちろんどうしても、やらないといけない作業的なもの(税務とか、契約とか、入金・支払いなどのお金周りの作業)は残るけど。それもうまくアウトソースできるようにうまく考えたい。

おしなべていうと、無駄なことをやったり失敗などは多かったが、結果的には、自由な時間と自由な場所と自由な仕事というものは手に入ったということだ。
辛くなることがあるとすれば、それは、ノマドではない社会の常識を引きずってしまうと辛いことが発生するということがわかった。
つまり、ローンや、固定費の増大を始めとして、ノマド向きでない仕事を受けたり、好きでもない仕事をお金がよいからといってやってしまったり、そういうことをすると非常に辛くなる。

ノマドをやって、つらい思いをしないためには、逆説的だけれども、徹底して自由な時間と自由な場所と自由な仕事を徹底的に追求することだ。それに反する行為はどんなに常識はずれでもやめる勇気をもつこと。これに尽きる。

自由な時間と自由な場所と自由な仕事さえ守れば、辛いことはなくなる。
そうでなければ、ノマドになった意味が無い。サラリーマンやっていたほうがいいとおもう。

→ 逆説的だが、嫌なことは一切やらない。自由な時間と自由な場所と自由な仕事を守る。

(まとめ)
価値観や、ライフスタイルや、収入モデルをノマド型に移行(またはすぐ移行しなくてそれを目指して改革する)をしないまま、ノマドをやってしまうと、非常に辛い。やばいことになる。私が、ノマド希望者・ノマド初心者に、警鐘をならすとしたら、そのことである。
このようなノマドスタイルをどう実現していくかの議論や、実際のノマドスタイル実践者との情報共有などは、私のオンラインサロン tyk projecs にて行っています。ご興味のあるかたは、ぜひご参画ください。
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