貧乏と自由という幻想

貧乏が自由だという話がツイッター界隈で熱いが、清貧の思想とか、そういう観念的でごまかされているようなので、もう少し、話を整理したほうがよろしいかと思う。
 
生活コストを下げるのは、良いことだ。自分の身の丈以上の支出をして、生活コストをあげるのは、今のような不安定な時代には、デメリットはあってもメリットはないだろう。

ヒルズのマンションに住んで月に150万円の暮しをしていた金融マンは、リーマンショック以降、殆ど終了してしまったし、私がいま利用しているシェアオフィスは、六本木界隈の月に50万ほどの家賃の高級物件だったが、借り手がゼロになったので、シェアオフィスに改造されたという物件だ。


家のローンもなく、生活コストも低く、固定費が低ければ、急な収入の減少にも耐えられるだろうし、急な引越しや、急な生活環境の変化にも強い。
 
1. 生活コスト(固定費)が低いのは、選択の自由度が増す。
 
これは正しい。
 
ただし、生活コストぎりぎりの生活をするのは、自由度を増すことにはならない。
固定費が年間200万だったとして、年収が200万だったならば、すこし収入がへったら生活は破綻する。


2 固定費が低くても、必要最低限の収入しかなければ、選択の自由度は減る


あくまで、固定費というのは、収入とのバランス考える必要がある。
必要最低限の収入でくらせるほうが、自由度は増すのは間違いないが、必要最低限の収入しかないと自由度が減るのは間違いない。この違いを理解しないといけない。
話は単純で、
・固定費を出来るだけ低くして、沢山稼ぐ 
のが一番自由度が増す。

また、コストの安い海外へ逃げろ、みたいな話は、まったく別の話だろう。

必要最低限の収入しか、稼げない、または稼ぐつもりがないと腹をくくった場合はどうだろうか。

とすれば、生活レベルをあげるには、生活コストの安い場所に移るほうが、相対的な暮らしぶりはよくなる。生活コストの安いところに移ると、固定費自体も下がる。
例えば、ニートの@phaさんは、著書で書いているように、年収は100万円ほどらしいが、それなら東京の都心で暮らしているよりも、セブ島なり、ベトナムなりにいったほうが、生活レベルはあがる。
彼の場合、東京にいなくても、ネットで稼いでいるので、それは可能だろう。
所謂田舎に引っ越すとか、田舎暮らしも同じ論理だ。
 
3 収入に上限があり、一定であるなら、生活コストの低い場所に移動したほうが、相対的に豊かになる

企業で考えたら、わかるだろう。

コストが低い企業は、変化にも強く、不況の時も生き残る。一時的に売上が減ってもだ。
・コストを減らしながら、
・売上を伸ばす

これができるのが一番いい。

売上がのびないなら、しかたないから、海外に移動だ

・生産などを海外で行う。安い業務は海外に委託する。

普通の頭脳があるならば、これら3つのことは、別々の論点で、別々の話だということが理解できるとおもうが、ネットの言説は、あえてこれをごっちゃにして、頭を混乱させようとしているように思える。

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